「次はカイタカの結婚話書きます」と調子こいて宣言してからどれくらい経ったのか、ようやく完成の運びとなりました。コミックスの14巻とライジングの1,2巻を参考にしておりますが、間違った記述がありましたらお知らせください。この先、ライジングで矛盾した展開（婚約者の登場など）にならなければいいのですが……って、これだけぶっ飛びなパラレルをやっているヤツに言う資格はないけど。
それにしても「いったいワシは何を書いているのだろう？」と思うことしばしば。やたらリアルでオシャレじゃないし、夢追いかけて戦い続けているわけでもなし。しかしながらこの話、中毒性がありまして進めているうちに、どんどんネタを思いついてやめられず、こんなにも長編に。男同士であるということには誰も一切触れず、ひたすら結婚に突き進むわけですが、そこ（同性婚）に囚われると何も書けなくなっちゃうんでスルーしました。タカオには花嫁感を出すために女装こそさせましたけど、女体化はしておりません。
前二作（蒼い夜、続・蒼い夜）はシリアスだったのですが、シリアスよりコメディーが好きなので、ロマンチックよりも笑いを取る方に重きを置いています。また、幅広い年代の方々に読んでいただきたく18禁にならないよう、エロチックもほとんどなし。じつのところエロいシーンを書くのも描くのも苦手なので言い訳なんですけど。それでもこの結婚話、書いてみるとなかなか面白かったので、シリーズにしてもいいかなと考えて終盤に、気になる展開を入れてみました。次回、本当にやるのか？
